クローゼットには服があるのに、なぜか着たい服が見つからない朝。
一度着てみては脱ぎ、別のトップスに着替えて、鏡を見る。
「なんか違う」。
パンツを替えてみても、やっぱりしっくりこない。
時間だけが過ぎていき、最後には「もう今日は出かけたくない」と思ってしまう。
そんな日、ありませんか。
特に体型が気になる日は、いつもなら気にならないお腹やお尻まで目についてしまうことがあります。
「昨日より太って見える気がする」「このパンツ、今日はお腹が気になる」「このトップス、こんなに短かったかな」。
でも、毎日同じように服が似合って見えるとは限りません。
だからこそ、自分のクローゼットに一枚、「迷った日はこれ」というチュニックを用意しておくと心強いものです。
ポイントは、特別に細く見える服を探すことではありません。
着た瞬間に「これなら大丈夫」と思える服です。
お腹周りに程よくゆとりがあり、ヒップまで安心できる丈がある。腕を動かしても窮屈ではなく、座っても裾を何度も直さなくていい。
そんな着心地のよさは、服が決まらない日の大きな味方になります。
合わせるボトムスに迷わないことも重要です。
黒やネイビーのストレートパンツ、デニム、落ち感のあるワイドパンツなど、自分がよくはくボトムスを二、三本思い浮かべてみましょう。
そのどれとも自然に合わせられるチュニックなら、忙しい朝にも頼りやすくなります。
とはいえ、「何にでも合うから」と無難すぎる一着を選ぶ必要はありません。
お気に入りの刺繍が入っている。
袖のデザインがかわいい。
顔映りのよい色をしている。
そんな「これが好き」と思えるポイントがひとつあることも大切です。
例えばシンプルなチュニックでも、お気に入りのネックレスを合わせれば「いつもの服」から「今日のコーデ」に変わります。
スニーカーならカジュアルに、フラットシューズなら少しきれいめに。バッグを変えるだけでも雰囲気は変えられます。
頼れる一枚とは、いつもまったく同じように着る服ではなく、迷ったときの出発点になってくれる服なのです。
そして、服が決まらない日は、体型に問題がある日とは限りません。
気分が乗らない日もあれば、忙しくてコーディネートを考える余裕がない朝もあります。
そんな日にまで「もっと細ければ何でも似合うのに」と自分へ厳しくしなくてもいいのではないでしょうか。
服には、気分を上げてくれる役割だけでなく、迷っている自分を助けてくれる役割もあります。
お気に入りのチュニックを着て、いつものパンツを合わせる。
鏡を見て、「うん、今日はこれで行こう」と決められる。
それだけで十分な朝もあります。
何を着ても決まらない日に、自分を隠すためではなく、自分を迷わせないために着るチュニック。
そんな一枚がクローゼットにあると、おしゃれは少しだけ気楽になるはずです。