冬のレイヤードの注意点

寒い冬こそ重ね着を上手に取り入れて、保温を兼ねてレイヤードファッションを楽しみたいものです。しかし、ただ何でも重ねれば良いわけではありません。下手に重ね着をすれば、生地の厚さもあって変に着ぶくれしてしまったり、重ねた色柄がマッチせず何だかちぐはぐになってしまったり。
重ね着は意外とコーディネートが難しいものです。しかも、40代~50代の女性の場合は、奇抜なものにチェレンジできた若い頃とは違う、年相応の落ち着きや品格もファッションに取り入れたいポイントです。
では、40代~50代の女性の場合は、重ね着の際にどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。

まずは着ぶくれを避ける、という事です。例えば、寒いからといってニットのセーターに思い切りモフモフのニットの羽織ものを重ね着すると、ニット同士で動きがぎこちなくなり全体としてモッコリとしたぶくぶくした感じになってしまいます。スマートにニットを着こなすのであれば、下にはサラッとした生地のブラウス、その上にニットを羽織ります。

次に注意したいのが、重ね着する服の長さです。重ね着する裾の長さを同じにすることを避けるべきなのです。例えば同じ裾の長さのチュニックとシャツを着るとレイヤードの動きが感じられず、単なる重ね着でやはり膨張して見える原因となります。
チュニックやトレーナーの裾より長めにお尻が隠れる長さのシャツを垂らすことで気になるボディラインを隠し、視線がレイヤードの部分にいくのでごまかせるのです。
腕の長さもセーターからわざとシャツの袖を長めに出すことで腕が長く見えたりします。体型カバーのためにも、裾や袖の長さを変えて重ね着をしてみましょう。

最後に意識したいのが、柄物同士での重ね着は避けるべきという事。むしろ、40代~50代は落ち着いた紺、ベージュなどのベーシックなカラーだけの重ね着がふさわしいと言えます。例えばブラウスに柄物を取り入れたら、上に重ねるのは落ち着いたベーシックカラーにします。上の下も柄物という重ね着はお勧めできません。